結論から言うと、配当・優待株は「新NISAの成長投資枠」に置くのが基本で、配当にかかる約20.315%の税金がゼロになります。 優待はもともと非課税なので、配当の非課税化がカギです。第9回は非課税戦略をまとめます。
新NISAで配当が非課税になる
課税口座では配当に約20.315%の税金がかかります。新NISA口座で受け取れば、この税金がゼロ。年10万円の配当なら、課税口座で約2万円引かれるところ、NISAならまるまる10万円受け取れます。
どの枠に置く?
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。個別の高配当株・優待株は成長投資枠で購入します(つみたて投資枠は対象商品が限定されるため)。
| 枠 | 年間上限 | 主な用途 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 投信の積立(インデックス等) |
| 成長投資枠 | 240万円 | 個別株・ETF・高配当株・優待株 |
外国株の配当は「現地課税」に注意
米国高配当株・ETFの配当は、NISAでも現地(米国)で約10%課税されます。日本の約20%はゼロになりますが、現地課税分は残る点に注意しましょう(一般論であり、制度の詳細は最新情報をご確認ください)。
非課税メリットを最大化する順番
- 配当を非課税にしたい高配当株・優待株を成長投資枠へ
- 配当は再投資して複利を効かせる(詳細は⑩・配当再投資の記事)
- 枠は有限なので、課税インパクトの大きい高配当ほど優先してNISAに入れる
手を動かす
課税口座とNISAで手取り配当がどれだけ違うかは、配当金シミュレーターで比較できます。まずは差額を体感してみてください。新NISA全体の使い方は新NISAの始め方へ。
まとめ
配当は成長投資枠で非課税化し、再投資で複利を効かせる。これが王道です。最終回⑩は、ここまでを統合した「配当・優待ポートフォリオの組み方」を解説します。
⬅️ 前:⑧トータル利回り / ➡️ 次:⑩ポートフォリオの組み方
※税制は改正される場合があります。最新の制度は公式情報をご確認ください。本記事は特定銘柄の売買を勧めるものではありません。